ナンデだろう?
丸山です。
今回のタイトルは「テツandトモ」さんとは関係ありません👬
先日、とある方から「家のモンステラの葉っぱがはじめは縁が切り込みがあったのだけど、最近では、まぁるくハート型みたいのしか出て来なくなってしまったのは何故か?」と聞かれました🤔
実はモンステラばかりではなく、ほとんどの植物は本来の望ましい環境より少し薄暗い場所で育てたりすると、葉を大きくして、より光合成を促したりして時に形を変え、その置かれた環境に適応して行こうとします。
白や黄色などの斑が入っている植物なども同様に、薄暗い場所では斑がぼけたり無くなってしまったりします。
もちろんもともとの種類個体の性質やクセなどでなりにくいとか、なりやすいとかは多少はあるかもしれませんが、このモンステラももう少し明るめな環境で育ててあげると、新たに出てくる葉っぱごとに本来のモンステラらしい切り込みが入ったり穴が空いてきたりするでしょう。
そもそもモンステラの葉っぱってなんであんな風にギザギザしてたり穴が空いたりした姿をしているのでしょうか?
モンステラは自然界では鬱蒼としたジャングルの木々🌳🌴の地面、時には木々の幹に張り付いて登ったり、ジメっとした岩肌などに気根を食い込ませて匍匐し密集します。
そんな木々の下などの光線なので、より光を受けるため葉っぱが薄く広く大きくなったのはうなずけます。
葉が密集してくるとジメっとした場所なので通気性が悪くなり、重なり合った葉は、お互いの葉にとって少ない光も更に当たりにくくなります。そこでモンステラは互いに葉の付く軸の長さや位置を変えたりして通気性を良くし、さらに上下に重なり合う下の葉にも光や水や空気が心地よく行き渡りながら生長していくベストな葉の形に進化してきたと考えられます。
また乾燥帯などの真逆の環境にあるといえるサボテン🌵なども、実に効率的な形に進化しているといってもよいでしょう。その形は灼熱に耐えるラジエターの役割もあり、蒸散を防ぎ水分を蓄える機能があります。そのトゲは昼夜の寒暖差で発生するごく僅かな空気中の水分💧をキャッチするアンテナの役割をしたり、動物などの捕食🌵🐃🐐から身を守る意味もあります。🌵🌵🌵
このように植物は、それぞれの環境で生き延びる為にいろいろな色や形、またいろいろな特性を持って進化🌱💪してきました。
それぞれが何故その色、形、特徴のある生態になっているのかにはそれぞれに意味があるのです。もし、現在解っていない特性があったとしても、それにもきっと必ず何か意味があるはずです。
お店で、あるいは今ご自宅にある植物などを目にしたときに、改めてその植物の原産地の育って来た環境などを想像すると、その色や形に対して、貴方なりの答えが出るかもしれません。
ちょっとマニアックな見方かもしれませんが、そんな風に植物を見てみると、さらにそのコの面白さや魅力を再発見できたり、そのコをより知ってあげることで、今まで以上に仲良くなれるかもしれません。
植物って深くて面白いんです!😁🍀🍀🍀
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