丸山です。

去る6月30日　当社イーストガーデンと元々の親会社である（有）東花園の丸山道雄会長が天国へと旅立たれました。

90歳でした。

会長は昭和58年に（有）東花園を法人として立ち上げ、観葉植物のレンタル業を始め、その後造園業に力を注いでまいりました。

造園関連では長野県造園建設業協会中信支部長、日本造園組合県支部長、松本市緑化協会理事長などを歴任し、樹木医だった事もあり業界や地域の発展に貢献してまいりました。

人を愛し、人から愛され、

植物を愛し、植物に愛される。

本当にそんな偉大な人でした。

平成15年イーストガーデンを分社化し、平成19年私がイーストガーデンDECOをオープンさせたいと言った時も、賛成し後押ししてくださいました。

数年前に体調を崩されてからは、会う機会も少なくなってしまいましたが、たまに会った時の第一声がいつも

「頑張ってるな！」

と言ってもらえて、社長である私ですが、会長からのその一言が何よりも嬉しく、また自分自身日々の励みでもありました。

亡くなる数日前のことです。

私の携帯に会長から突然1本の電話がかかって来ました。

それまで滅多に電話がかかって来る事などなかった為、ちょっと戸惑いながら会長の言葉を聞きました。

「店の前の畑に大きい柱サボテンなんか植えてみてくれや。

　お客さんきっと喜ぶと思うで。」　と

体調のせいか辿々しかったのですが、その言葉ははっきりと聞き取れました。

久々の会長からの直々の指示でしたので、大急ぎで大きなサボテンを準備しました。

数日後、届いたサボテンを畑に植えて飾ったその日の未明、

会長は天国へと旅立たれてしまいました。

これが私たちへの最期の指示となってしまいました。

お店や会社の経営もあまり細かい事には一切口を出さず、やりたいようにやらせてくれて見守っていてくれていた会長。

そして

最期の最期まで

私たちイーストガーデンと、

イーストガーデンのお客様のことを想っていてくれたのだと…。

本当に涙が止まりませんでした。

会長は天国へと旅立たれましたが

残された私たちイーストガーデン、東花園は

『お客様に喜んで頂く』

会長の最期のメッセージとうけとり

会長の思いや意志を継ぎ、地域の皆様に貢献し、愛され続けていく会社をこれからも目指してまいります。

会長も天国からきっと見守ってくれているでしょう。